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理事長のご挨拶

 日頃より当振興会を支えてくださる会員の皆様の、ご理解とご支援に感謝申し上げます。当振興会は、神奈川県や市町村、民間企業やNPOなど、「公」と「民」の連携協力のもと、平成9年3月に設立されました。以来、26年にわたって公益事業を継続できますのも、当法人を支えてくださっている会員の皆様のおかげです。重ねて御礼申し上げます。
 
3年にわたるコロナ禍の影響で、介護・福祉の現場も大変な状況となりましたが、6月以降は、徐々にコロナ前の日常に戻ると思います。この間、私達は、「かながわ福祉ビジョン2040」を取りまとめ、「中期経営計画」を策定しました。この計画には、介護・福祉の現場の課題解決を図るとともに、市町村が抱える様々な課題についても検討し、解決していく姿勢を打ち出しています。
既存事業の盤石化を図るとともに、新規事業として「かながわ福祉大学校」の創設や「共生社会モデルタウン構想」など、これまで手掛けてこなかった事業についても、果敢にチャレンジしていく所存です。
 
AIを始めデジタル化の波は、急速に私たちの日常生活に浸透してきました。こうした技術を活用して、高齢者や障がい者、子どもたちがお互いに支え合える共生社会を創るために、地域の社会資源を「見える化」し、地域住民が主体的に活動できる環境を整備する必要があります。
これからの福祉は、地域住民を巻き込んだ「まちづくり」の視点が重要になります。そのために、行政と民間、住民が連携・協力し、共生社会の実現に向けた行動を起こす必要があります。神奈川県のどこに住んでいても、自然と人との共生、人と人とのつながりを大切にし、幸せに生きることのできる共生社会をともに創る時がきたのです。
 
当振興会は、これからの新しい福祉の地平を目指して、令和5(2023)年度、次に掲げる施策を推進してまいります。
 
1 人を育て、地域を育てる施策の推進
2 共生社会実現のための施策の推進
3 未病改善と健康寿命延伸のための施策の推進
4 介護・福祉事業所の経営支援の強化
5 要介護認定及び運営指導事業のDX化の推進
 
今後とも、会員の皆様と連携協力しながら、より良い地域づくりに向けた取り組みを推進してまいりますので、皆様のご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。



 
                      令和5年5月
                      公益社団法人かながわ福祉サービス振興会
                                理事長 瀬戸 恒彦

 
瀬戸 恒彦

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